誰もできる訳ではありません
レーシックとは、手術による視力回復法である為、利用者の状態によっては手術を受けることが出来ません。手術を受けることが出来ない主な理由としては、感染症になる危険性が高い場合や、レーシックによる効果が低い場合や期待出来ない場合などです。その為、手術の前には入念な検査を行い、手術に適合するかどうかをチェックします。
レーシックの適応・不適応
不適応かどうかは検査をすることで調べることができます。多くの専門クリニックでは検査を無料で行っています。
不適応の要因
レーシックを受けることが出来ない主な要因として、下記のような場合が考えられます。
- 円錐角膜、アレルギー性結膜炎、強度のドライアイの場合
- 円錐角膜やアレルギー性結膜炎などのように、角膜に異常がある場合、角膜を治療するレーシックを受けることはできません。また、レーシックによってドライアイになる可能性が高い為、ドライアイを悪化させることになってしまいます。
- 角膜が極度に薄い場合
- レーシックは角膜を切除することで視力矯正を行う為、切除出来るだけの角膜が無いような極度に薄い場合には、手術を行うことができません。
- 角膜に疾患や異常がある場合
- 角膜に疾患や異常がある場合には、手術によって悪化させてしまう危険性や、感染症になってしまう危険性が高いため手術を行うことができません。
- 白内障・緑内障・網膜はく離など、眼の病気がある場合
- 眼の病気がある場合も、上記と同じ理由によって手術を行うことができません。
- 全身性血管炎、糖尿病、膠原病、重症アトピーなど、全身の病気がある場合
- 全身の病気がある場合には、手術後の経過に大きな影響を与える危険性が高いため、手術を行うことができません。
- 20歳未満の場合(医院により18歳としている医院もあります)
- 身体が成長期にある場合、手術後に視力低下が進行してしまう可能性が高いため、成長期が止まってから手術を行います。
- 強度近視の方(近視度数-14D、乱視度数-6.0Dより強い)
- 切除する角膜の厚さが許容量を超えてしまう程の矯正が必要な場合には、レーシックのみでの視力矯正はできません。
- 運転手や格闘家、パイロットなど、職務に支障をきたす恐れがある場合
- レーシックは、角膜の強度が低下してしまいます。また、ハロ・グレア現象などが起こってしまう可能性もあり、これらの症状が業務に支障を来す場合にはレーシックを受けることができません。
- 老眼の快復が目的の場合
- 老眼は老化現象によって起こる視力低下の為、レーシックでは老眼を快復させることはできません。別途老眼治療を行うことになります。
いずれにおいても、症状が改善して検査結果に問題が無ければ、手術を受けられる場合があります。また、レーシックを受けることができない場合でも、他の視力矯正法を行うことが出来る可能性があるため、これらの症状がある場合には、担当の医師に相談をするということが重要です。
レーシックに関わる合併症
レーシックは大変安全性の高い手術の1つです。しかし、レーシックの盛んなアメリカにおいて1%以下という低い割合ながら、術後に合併症が発生することもあります。
- ハロ・グレア現象
- 光の受け方によって「ハロ現象」「グレア現象」という現象が起こることがあります。ハロ現象とは、明るい光の周りにぼんやりとモヤがかかっているように見える症状で、グレア現象とは、明るい光がまぶしく見える症状を言います。手術直後から約半数の人がこれらの症状を訴えるようですが、通常は時間の経過とともに改善し、約半年~1年で消失されます。しかし、強度の近視の場合、症状が残ることがあり、明暗差が激しい夜間の運転などは避けるべきだといわれています。
- ドライアイ
- 手術後には、感染予防や炎症を抑える為の点眼が必要になり、その影響からか術後の2~3ヶ月は涙の分泌が減少すると言われています。その為、ドライアイの症状を訴える場合が多く、その後も涙の分泌が快復されずにドライアイになってしまうことがあります。
- 感染症
- 角膜の上皮が完全に癒着し快復するまでの間に細菌が侵入し、感染症を起こす場合があります。術後のケアを怠らなければ殆どの場合起こらないようですが、万が一起こって眼球が白濁しても早期治療により直すことが可能です。
- 近視への戻り
- 手術によって、一時的に視力の回復が見られても、近視の戻りが起こる場合があります。症状が酷い場合、角膜の状態によっては再手術を行うことも可能です。
- 角膜上皮迷入
- フラップの下に角膜上皮が挟まることで起こる合併症です。その状態で角膜上皮の繁殖(治癒再生)が進む場合があり、その場合にはフラップをめくり、入り込んだ皮を取り除く再手術が必要になります。
- 層間角膜炎
- フラップと角膜実質層の間で炎症が起こるもので、手術後1日から1週間で発症します。点眼や内服の治療で治る場合が多いものの、悪化した場合には、フラップ下の洗浄が必要となります。
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